「Webサイト作りたいけど、Webデザインとプログラミングってどっちから始めたらいいの?」
「将来性があるのはどっち?」
そんな疑問に答えるべく、今回はWebデザインとプログラミングについて、分かりやすく比較していきます! この記事を最後まで読んで頂くと、それぞれの仕事内容や必要なスキル、お給料、将来性がざっくり把握することができます。
1.Webデザインとは

Webデザインとは、Webサイトの見た目や使いやすさ(ユーザーインターフェース)をデザインする仕事です。例えば、サイトの色合い、フォントの種類、画像の配置、ボタンの形など、ユーザーが快適にサイトを利用できるように、全体のレイアウトやデザインをします。
2.プログラミングとは

プログラミングとは、Webサイトやアプリを実際に動かすための「仕組み」を作る仕事です。ユーザーが入力した情報を処理したり、ボタンが押されたときにページを切り替えたり、データをデータベースに保存したり…といった、動きの部分の作ります。
3.Webデザイナーとプログラマーの違いを徹底比較
Webデザイナーとプログラマーの違いを、比較してみましょう。
仕事内容の違い|デザインか機能
お仕事 | 主な仕事 |
---|---|
Webデザイナー | ・Webサイトの見た目や使いやすさをデザイン |
プログラマー | ・Webサイトを機能させるためのコードを書く |
スキルの違い|美的センスか論理的思考
Webデザイナーとプログラマーでは、求められるスキルも大きく異なります。
お仕事 | 求められるスキル | 必要なスキル |
---|---|---|
Webデザイナー | ・美的センス (色彩感覚やレイアウトの知識) | ・HTML/CSSといったWebをデザインする基礎的な言語知識 ・デザインツールを使うスキル (Adobe、Photoshop、Illustrator、XD、Figmaなど) |
プログラマー | ・論理的な思考 ・数学的な知識:計算やアルゴリズム | ・プログラミング言語の知識 (JavaScript、PHP、Ruby、Pythonなど) |
平均年収の違い|プログラミングの方が高水準
一般的に、プログラマーの年収はWebデザイナーよりも高い傾向にあります。
これは、プログラマーの方が専門性が高く、より高度なスキルを求められるためです。
特に、需要が高い言語(例:Python、Goなど)を扱えるプログラマーは、さらに高い年収を目指せます。
お仕事 | 平均月収 | 平均年収 |
---|---|---|
Webデザイナー | 26~38万円 | 483万円 |
プログラマー | 33万円 | 420~866万円 |
働き方の違い|どちらも在宅・フリーランスで活躍可能
お仕事 | 職場 | 働き方 |
---|---|---|
Webデザイナー | ・社員10~20人ほどの小さな会社が多い ・20~30代の若手や女性割合も比較的高め | ・比較的自由度が高く派遣社員やフリーランスも多い |
プログラマー | ・大都市とその周辺での就業が多い ・20後半~40代や男性割合が比較的高め | ・比較的自由度が高く派遣社員やフリーランスも多い |
難易度の違い|「向き不向き」が重要
「どちらが難しいか?」という質問はよく聞かれますが、これは個人の「向き不向き」に大きく左右されます。
お仕事 | 主な仕事 |
---|---|
Webデザイナー | ・美的センスやトレンドを追うのが好きな人 |
プログラマー | ・論理的な思考力が必要なので、パズルや数学が好きだったり、論理的に物事を考えるのが得意な人 |
需要の違い|どちらも将来性あり
Webデザインとプログラミング、どちらもデジタル化が進む現代において、将来性が高い仕事です。
お仕事 | 主な仕事 |
---|---|
Webデザイナー | ・スマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスに対応するレスポンシブデザインの需要が高い |
プログラマー | ・AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)など、新しい技術領域でのプログラマーの需要が急増 |
参照: 経済産業省「IT人材需給に関する調査」によると、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると予測されており、プログラマーの需要は今後も高まる一方です。
4.Webデザインとプログラミングのどっちが向いている?特徴を解説
【Webデザインが向いている人の特徴】
- 絵を描いたり、写真や動画を編集したりするのが好き
- おしゃれなWebサイトや広告をよくチェックする
- 人の気持ちになって、使いやすいWebサイトを考えるのが得意
- チームでアイデアを出し合うのが好き
【プログラミングが向いている人の特徴】
- 論理的に物事を考えるのが得意
- パズルやゲームを解くのが好き
- コツコツと地道な作業に集中できる
- 新しい技術や知識を学ぶのが苦にならない
5.Webデザインとプログラミング学ぶならどっち?需要と将来性
【センスを活かしたいならWebデザイナーがおすすめ】
もし、「何かをデザインしたり、おしゃれなものを作ったりするのが好き!」という気持ちが強いなら、Webデザイナーから始めるのがおすすめです。
【論理的思考力を活かしたいならプログラマーがおすすめ】
「論理的に考えるのが好き!」とか「将来、AI開発など最先端の技術に触れたい!」という強い気持ちがあるなら、プログラマーを目指すのが良いでしょう。
6.未経験からWebデザインとプログラミングを学ぶ方法
Webデザインの学び方
①色彩やレイアウトのデザインの基礎を知識を本やオンライン講座で学ぶ。
②PhotoshopやFigmaといったデザインツールの基本的な使い方を練習する。
③Webサイトのデザインやポートフォリオ作成をいくつか作ってみる。
プログラミングの学び方
①やりたいプログラミング言語を選んでみる。
(Web開発でよく使われるHTML、CSS、JavaScript)
②本やオンライン教材を使って、基礎的な文法を学んでみる。
③実際に簡単なプログラムを作ってみる。
7.まとめ
Webデザインとプログラミングは、どちらもIT業界で不可欠な、とてもやりがいのある仕事です。
Webデザインは、Webサイトの見た目や使いやすさをデザインする「芸術家」のような仕事。
プログラミングは、Webサイトを動かす仕組みを作る「技術者」のような仕事。
どちらの道に進むにしても、まずは一歩踏み出して、Webデザインやプログラミングを体験してみることが大切です。
この記事が、みんなの未来を考えるきっかけになれば嬉しいです!