【初心者向け】OneNoteのバックアップ方法|データを安全に守るには

OneNoteのバックアップ方法は、主に「自動バックアップ」と「手動バックアップ」の2つがあります。これらの機能は、OneNoteのWindowsデスクトップ版でのみ利用可能です。Web版やMac版などでは、基本的に自動同期機能を利用することになります。
自動バックアップの設定
OneNoteの自動バックアップは、設定した頻度で自動的にノートブックのバックアップを作成する機能です。
【設定方法】
・OneNoteを開き、「ファイル」タブをクリックします。
・左下の「オプション」をクリックし、「OneNote オプション」ダイアログボックスを開きます。
・左側のメニューで「保存とバックアップ」を選択します。

・「次の間隔でノートブックのバックアップを作成する」のチェックボックスにチェックを入れ、バックアップの頻度(毎日、毎週など)を設定します。
・「保持するバックアップの数」も設定しておくことで、古いバックアップが自動的に削除され、ディスク容量を節約できます。

・バックアップファイルの既定の保存場所は、通常、PCのローカルディスクにあります。
・「保存とバックアップ」の画面で「バックアップフォルダー」の「変更」をクリックすると、バックアップ先のフォルダーを変更できます。
・外付けHDDや別のドライブに変更しておくことで、PC本体の故障時にもデータを保護できます。

手動バックアップの実行
重要な変更を加えた後など、任意のタイミングで手動でバックアップを作成することも可能です。
【実行方法】
・OneNoteを開き、「ファイル」タブをクリックします。
・「オプション」→「保存とバックアップ」の順に進みます。
・右側にある「すべてのノートブックを今すぐバックアップ」ボタンをクリックします。
・バックアップが完了すると、通知が表示されます。

バックアップからの復元方法
バックアップしたノートブックは、必要な時に復元できます。
復元方法
「ファイル」タブをクリックし、「情報」を選択します。
「バックアップを開く」をクリックします。
バックアップフォルダーが表示されるので、復元したいノートブックのフォルダーをダブルクリックします。
復元したいセクションやページを選択し、右クリックして「移動またはコピー」を選択します。
復元したい元のノートブックの場所を選択し、「コピー」をクリックします。
OneDriveとの併用
OneNoteのノートブックは、OneNote for Windows 10やWeb版の場合、MicrosoftアカウントのOneDriveに自動的に同期されます。これにより、複数のデバイス間で常に最新のノートにアクセスでき、クラウド上にもデータのコピーが保存されるため、バックアップとしても機能します。
ただし、OneDriveの同期はあくまで「最新の状態を維持する」ためのものであり、誤って削除したり上書きしたりした場合に、以前の状態に戻すことは困難です。そのため、重要なデータはローカルバックアップも併用することで、より安全にデータを保護できます。