【2025年最新機能】 OneNote CopilotでAI活用する方法とは?|具体的な活用術3選
Microsoft365 は無料版でも基本機能を使用することができますが、有料版を契約すると、OneNote でCopilot 機能が使うことができ、AI技術を活用した一歩進んだ便利な使い方ができるようになります。
「OneNote で Copilot?AIを使うと本当に便利なの?」
「具体的にどうすればいいの?」
そう思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Microsoft365ではWordやExcelといったOffice製品にCopilot が組み込まれ、AIを使って効率的に作業ができるようになります。
今回は、デジタルノートであるOneNote CopilotでAIを具体的に活用する方法を3つ厳選してご紹介いたします。この記事を最後まで読んで頂くと、格段に情報の整理が効率的に出来ることを実感頂けると思います。
- Microsoft OfficeのCopilot を使ったことがない人
- OneNote を日常的に利用している人
- AIを使って少しでも作業を効率化したい人
OneNote Copilotとは|概要と基本的な機能について

概要
OneNote Copilotとは、OneNoteに統合されたAIアシスタントです。
大規模言語モデル(LLM)を活用しノートの作成や整理を効率化するのに役立ちます。ノートの要約、タスクリストの作成、新しいコンテンツの作成など、様々な機能が提供されています。
基本的な機能
OneNote Copilotに”プロンプト”というAIへの具体的な指示を与えることで、OneNoteの情報から大きく3つを行うことができます。
①情報の整理
②情報の生成
③情報の加工
①情報の整理
Copilotは、文章を要約することがとても得意です。OneNoteに取り込んだ記事や議事録をワンクリックで要約することができ、後からの振返りがとても便利です。情報の内容からやるべきタスクを抜き出してTo-Doリストに整理することも簡単にでき作業効率が向上します。
②情報の生成
Copilotは、OneNoteの情報をもとに考えられる洞察(インサイト)を生成することが出来ます。ここでは例として、メリット・デメリットや購入プラン案をご参考としてのせていますが、Copilotと対話することによって、より高度な情報を生み出すことが可能です。
③情報の加工
Copilotは、情報の加工も得意です。例えば、何ページにもわたる長い文章でも、文字数を指定するとピッタリに合わせることが可能ですし、言い回しの強弱や方言を変えることも簡単です。ここでは例として、OneNoteに取り込んだ記事を文字指定で変更したり、大阪弁に言い回しを変える例をのせています。
OneNote Copilot の導入の仕方、使い方について
OneNoteのCopilotを個人で使用するには、Microsoft 365 Personal かFamily
のサブスクリプションを契約すると使用できます。Microsoft365のサイインやアプリをアップデートする必要があり、またiPhoneやiPadで使用できなかった場合でも、順次、使えるようになる予定です。
OneNote Copilotは、ツールバーの右端にある「Copilot」アイコンをクリックするか、右クリックして「Copilot」を選択することが可能です。
【ツールバーで選択する場合】

【右クリックで選択する場合】

OneNote Copilotの具体的な活用方法について

それでは、OneNote Copilotで何が出来るかを具体的に説明します。
① 情報を整理する|記事やメモを要約する
(事例)長文を要約し、ポイントを浮き彫りにする
要約した文章を選択し、右クリック。「Copilot」を選択し「これの要約」をクリックする。


②-1 情報を整理する|TOーDOリストにまとめる
(事例) 依頼事項やタスクといった情報から ToDoリストをAIで作成する。
ToDoリスト化したい文章を選択し、右クリック。Copilotを選択し「タスクリストの作成」をクリックする。

Copilotで生成されたタスクリストを確認する。

②-2 情報の生み出す|アイデアを出す
(事例)メリット、デメリットを整理してみる
「Copilot」と会話しながら、アイデア出しをすることができます。ここでは、「メリットとデメリット」や「プランを作成する」を例にお示し致します。
これ以外にも「Copilot」と対話することで、自分自身でも気づかないアイデアが思い付くことができます。
【Copilotへのメッセージの送り方について】
ツールバーの「Copilot」ボタンからCopilotへプロンプトを送信する。


プロンプト例:メリットとデメリットを教えてください
メリット
- 高品質な素材の使用
- フランネルやツィードなど英国素材をイタリアの生地メーカーが表現し、伝統と現代的なしなやかさ・軽さを両立。
- 麻布テーラー限定の生地も採用されており、希少性や特別感がある。
- 機能性の向上
- グレースーツには撥水やナチュラルストレッチなどの機能性が付加されている。
- ハリコシのあるウールによる立体的な美しさも魅力。
- 個性と普遍性の両立
- 英米のエッセンスを融合した「アングロ・アメリカン」な装いを提案し、信頼感を損なわずに個性を表現できる。
- 時計にもこだわり
- グランドセイコーの型打ち技術による文字盤で、日本の情景を質感豊かに表現。
- 正統なフォルムに密かなアレンジを加え、意思のある装いを演出。
デメリット
- 価格が高くなる可能性
- 高品質な素材や限定生地、機能性の追加、時計のこだわりなどにより、コストが高くなる傾向がある。
- 伝統的なスタイルが好みに合わない場合も
- 英国や米国の伝統的な素材・スタイルがベースなので、カジュアル志向やトレンド重視の人にはやや堅い印象を与える可能性。
- 限定生地の入手難易度
- 麻布テーラー限定生地などは入手できる店舗や期間が限られるため、選択肢が狭まることも。
- 機能性とデザインのバランス
- 機能性を重視することで、デザインや着心地に影響が出る場合もある(例:撥水加工による生地の質感変化など)。
(事例)プランを作成する

プロンプト例:この記事から購入プラン案を教えてください

記事の内容をもとに、購入プラン案をまとめます。
- 目的・イメージの明確化
用途:ビジネスやフォーマルなど、どんな場面で着用するかを決める
イメージ:信頼感を損なわず、さりげなく個性を出したい
- 優先順位の設定
素材:フランネルやツイードなど英国素材、またはイタリア生地メーカーのしなやかさ・軽さを重視
機能性:撥水やナチュラルストレッチなど、実用性も考慮
限定性:麻布テーラー限定生地など、特別感のあるものを選ぶ
デザイン:正統派のフォルムに、密かなアレンジやテクスチャーで個性をプラス
- 情報収集・比較
麻布テーラーや他のセレクトショップで、実際に生地や仕立てを確認
グランドセイコーなど、時計も質感や型打ち技術をチェック
- 予算設定
スーツ:10万円〜15万円程度(オーダーや限定生地の場合)
時計:30万円〜50万円程度(グランドセイコーなど)
- 購入スケジュール
1週目:情報収集・店舗訪問・試着
2週目:比較・検討
3週目:購入・オーダー
4週目以降:納品・お直し・メンテナンス確認
- アフターケア
スーツは年1回のメンテナンスやクリーニング
時計は定期的な点検やオーバーホール
③ 情報の加工|見た目を整える、表現を変える
(事例)書式を整える

プロンプト例:500文字にしてください
500文字要約(ゴシック体での利用推奨):
テクスチャーは、さりげなく個性を挿しつつ、信頼感を損なわない普遍性に個性を滲ませる今季の麻布テーラーのスタイルの鍵です。右の2着は英国素材をイタリアの生地メーカーが表現し、伝統的ながらしなやかさと軽さが個性につながっています。左の2着は麻布テーラー限定生地で、グレースーツは撥水やストレッチ機能、不イビースーツはウールの立体美が魅力です。英米のエッセンスを融合したアングロ・アメリカンな装いも提案。時計の文字盤も型打ち技術で日本の情景を質感豊かに映し出し、正統なフォルムに密かなアレンジを加え、意思ある装いを演出します。

プロンプト例:大阪弁にしてください
大阪弁要約:
テクスチャーっちゅうのは、さりげなく個性を出しつつ、信頼感もちゃんと残すんが今季の麻布テーラー流やねん。右の2着は英国の生地をイタリアのメーカーが作ってて、伝統もありつつしなやかで軽い感じがええやろ。左の2着は麻布テーラー限定の生地使ってて、グレースーツは撥水やストレッチ機能、不イビースーツはウールの立体感が魅力や。英米のエッセンスを混ぜたアングロ・アメリカンなスタイルも提案してるで。時計の文字盤も日本の風景を質感豊かに映してて、正統派のフォルムにちょっとしたアレンジ加えて、意思ある着こなしができるんや。
OneNote Copilotを使う上で押さえておくべき注意点について
Coplilotを使用できる量をチェックする
MicrosoftのOfficeでAIを使用する場合は、契約するプランによって使用できる量(AIクレジット)が変わってきます。
AIクレジットとは、
AI機能を使用する際に消費されるポイントやクレジットのこと
詳細は、マイクロソフトホームページをご参照ください
| Microsoft 365 Personal(※) | Microsoft 365 Family(※) | Copilot Pro | |
|---|---|---|---|
| AIクレジット | 60 クレジット/月 | 60 クレジット/月 | 制限なし |
最終的な責任はユーザー(利用者)に帰属することに気をつけよう
AIが生成する情報は、学習データやWeb上の情報に基づいているため、必ずしも正確であるとは限りません(ハルシネーションと呼ばれる誤情報生成の可能性もあります)。またCopilotの生成結果は「下書き」や「参考」として捉え、特に専門的な内容や重要な決定に関わる情報については、必ず内容を確認し、事実関係の検証を行う必要があります。
最終的な責任はユーザー(利用者)に帰属します。
機密情報・個人情報の入力に注意しよう
社外秘の機密情報や、顧客情報、個人情報などの機密性の高い情報を含めないように十分注意する必要があります。
また、利用するプラン(無料版、Copilot Pro、Copilot for Microsoft 365など)や設定によって、入力した情報がAIの学習に使われる可能性があります。企業の機密情報を扱う場合は、「Copilot for Microsoft 365」など、商用データ保護が適用される組織向けプランの利用が推奨されます
著作権と知的財産権に注意しよう
生成された文章や画像が、学習データに含まれる既存の著作物と類似しているなど、著作権に抵触するリスクがあります。
生成物を商用利用する場合は、必ず利用規約を確認し、必要に応じて法務部門などに相談しましょう。
まとめ | まずは使ってみよう!

OneNote Copilotは、Microsoft 365の有料版で利用できるAIアシスタントで、ノートの要約、タスクリスト作成、アイデア生成、文章の加工などが可能で、使ってみると、情報整理や発想支援が効率化され、日々の作業が驚くほどスムーズになることを実感頂けると思います。
とはいえ、「AIってちょっと怖い」と不安を感じる方もいるかもしれません。そんな時こそ「まずは使ってみること」が大切だと思います。実際に使ってみることで、その便利さや可能性を実感できるはずです。AIクレジットや情報管理の注意点もありますが、正しく使えば非常に強力なパートナーになります。
2025年は“AIエージェント元年”。AIを使う人と使わない人の間には、これからどんどん差がついていきます。Copilotを使いこなすことで、あなたのノートは「ただのメモ」から「思考の武器」へと進化していくでしょう!
最後まで読んで頂き有難うございます。
OneNoteをもっと知りたい方、便利機能を使ってもっと効率的に作業をされたい方はぜひ次の記事をご覧ください。



