エクセル初心者におすすめの本9選|自分に合う1冊の選び方を完全解説
仕事でExcelを使うことになり、本をいざ選ぼうと、書店やAmazonで検索すると似たような本が何十冊も並んでいて、どの本を選べばいいかわからないことってありますよね。
難しすぎる本を買って途中で挫折した、という経験がある人も少なくないはずです。
多くの場合、失敗の原因は本の内容ではなく「選び方の基準を持っていなかった」ことにあるのではないでしょうか。
この記事では、目的に対して迷わず1冊に絞り込めるよう、目的別に紹介します。記事を読み終えるころには、今日中に自分に合う1冊を選んで注文できる状態になっています。
まずは、後悔しない本の選び方のポイントから確認していきます。
エクセルを本で学ぶのが初心者に向いている理由

エクセルを学ぶ方法にはYouTube・Udemy・スクールなど複数の選択肢がありますが、初心者が最初の1歩として書籍を選ぶのには明確な理由があります。
コスト・学習スタイル・習熟度に応じた選択ができるという点で、本は他の手段と比べて優れた特性を持っています。
本・YouTube・Udemyを費用と学習スタイルで比較する
YouTube
無料で動画を視聴できる点が魅力です。ただし、体系的なカリキュラムが組まれているわけではなく、自分に必要な情報を取捨選択しながら学ぶ必要があります。基礎から順序立てて学びたい初心者にとっては、情報が散らばりやすいという課題があります。
Udemy
動画教材をコース単位で購入する形式で、体系的なカリキュラムが用意されている点が強みです。セール時には数百円から購入できるコースもありますが、手元に教材として残らないという側面があります。
書籍
1,500〜2,500円程度の1回限りの投資で、必要な時にいつでも参照できます。ネット環境がなくても学習を進められる点も実用的です。初心者がゼロから基礎を固めるという用途においては、費用対効果が高い選択肢といえます。
本ならではの3つのメリット

❶自分のペースで学べること
理解が難しい箇所に付箋を貼り、前のページに戻りながら自分のリズムで進められます。
❷繰り返し参照できること
「この操作どうやるんだっけ」と思ったときに索引やページをめくって確認できます。書籍が特に得意とする用途です。
❸コスパの高さ
1,500〜2,500円程度の初期投資で長期間使い続けられます。独学で学べる環境が整っている人にとって、書籍は合理的な選択です。
買って後悔しないエクセル本の選び方4つのポイント

選ぶ基準を事前に持っておけば失敗を防げます。選び方のポイントは4つあります。
まず自分のExcelバージョンを確認する
エクセル本を選ぶ前に、自分が使っているExcelのバージョンを確認することが最初のステップです。バージョンが合っていない本を買うと、操作手順や画面が異なるため、本通りに進めても迷子になりやすくなります。
現在主流のバージョンはMicrosoft 365とExcel 2024の2つです。「Office 2024/Microsoft 365対応」と書かれた書籍であれば、最新環境でも操作画面の差異が少なく学習を進められます。
自分の正直なレベルに合わせて選ぶ
「初心者向け」と書かれた本でも、想定する読者のレベルには差があります。自分のレベルを正直に評価したうえで、それに合った本を選ぶことが継続学習のカギになります。
練習用データ(ダウンロード特典)がある本を選ぶ
エクセルの学習で最も重要なのは、実際に手を動かして操作することです。書籍の解説で使われているExcelファイルをダウンロードして使える練習用データ付きの書籍を選ぶことをすすめます。
書籍を選ぶ際は、Amazonの商品説明や目次ページに「練習用ファイルのダウンロード特典付き」という記載があるかを事前に確認してください。
目的から逆算する
目的を3つのパターンに整理することで、選択肢が明確になります。
「基礎をゼロから習得したい」パターン
図解が多く、基本操作を順序立てて解説している入門書が向いています。
「仕事で今すぐ使いこなしたい」パターン
実務に直結した操作を重点的に解説し、すぐに職場で応用できる内容の書籍が向いています。
「MOS資格を取得したい」パターン
試験範囲を体系的にカバーし、模擬試験問題が付属した対策専用テキストが必要です。
あなたに合う1冊はどれ?目的別おすすめエクセル本チャートで確認
選び方のポイントを踏まえたうえで、3つの目的ごとに1冊に絞り込んで紹介します。
Excelをゼロから基礎固めしたい人向けの1冊
「できるExcel 2024」をおすすめします。
累計7,500万部を突破した「できる」シリーズの最新版で、初心者が基礎をしっかり学ぶための定番書として多くの記事で紹介されています。
操作手順を1ステップずつ丁寧に解説しており、各操作に対応した練習用ファイルが用意されています。図解が豊富で、どのボタンをどのように操作するかが視覚的に把握できる構成です。
Excelの基本操作から表の作成・グラフの挿入・印刷設定まで、実務でよく使う機能を網羅しています。Microsoft 365とOffice 2024の両対応版が出ており、現在主流の環境で使っても違和感なく学習を進められます。基礎固めの1冊として迷っているなら、この書籍を選ぶのが最も確実です。
仕事で今すぐ関数・表作成を使いこなしたい人向けの1冊
仕事で今すぐExcelを使いこなしたい人には「たった1日で即戦力になるExcelの教科書【改訂第3版】」をすすめます。
10年以上支持され続けてきた定番書がAI時代に合わせて改訂された第3版で、実務に直結した内容が強みです。
仕事でExcelを使ううえで知っておくべき考え方と操作を優先して学べる構成で、関数の使い方・表の設計方法・データ整理の手順など、職場でそのまま応用できるスキルが1冊にまとまっています。
複数の競合記事でも「仕事直結スキル」「即戦力」を謳う書籍として繰り返し登場しており、実務寄りの学習ニーズに対する信頼性は高いです。基礎操作は理解しているが仕事での応用力に自信がないという人にも有効な1冊です。
MOS資格を取って就職・転職に活かしたい人向けの1冊
MOS資格の取得を目指す人には「MOS Excel 365 対策テキスト&問題集」をすすめます。
出題傾向を徹底分析し、出題範囲の全機能について解説付きの模擬試験問題集が収録されています。
テキストパートで各機能を解説し、問題集パートで実践形式の演習ができる構成です。解説を読みながら問題を解くサイクルを繰り返すことで、試験に必要な知識と操作スキルを同時に身につけられます。
複数の競合記事でも資格対策カテゴリの定番書として紹介されており、MOS対策専用書の中では最も実績のある1冊です。就職・転職での資格活用を目指す人は、この書籍を軸に学習計画を立てることをすすめます。
エクセル初心者におすすめの本9選【厳選レビュー】
目的・レベル別に厳選した9冊をそれぞれ詳しくレビューします。各書籍について、対象レベル・特徴・初心者にとってのメリットを具体的に説明します。
①PC操作が不安な超初心者向けの1冊
「いちばんやさしいエクセル超入門」はパソコン操作自体に不安がある超初心者を対象とした入門書です。Office 2024とMicrosoft 365の両方に対応しています。
Excelを開いたことがない人でも迷わず始められる構成で、マウスの操作方法やキーボード入力の基本から丁寧に解説されています。図解が中心で文字量が少なく、読むだけで疲れることがありません。
Excelどころかパソコン自体をほとんど触ってこなかった人や、シニア世代でゼロからExcelを学びたい人に向いています。
②基礎をしっかり固めたい初心者向け定番書
「できるExcel 2024」(インプレス)は累計7,500万部を突破した「できる」シリーズの最新版です。Copilot(AIアシスタント機能)にも対応しており、現在の環境に即した内容になっています。
操作手順が1ステップごとに図解されており、どのボタンをどのタイミングで押すかが視覚的に把握できる点が特徴です。Excelの基本操作から、データ入力・表の作成・数式・グラフ・印刷まで、実務でよく使う機能を体系的に学べます。練習用ファイルのダウンロード特典があり、解説に合わせて手を動かしながら学習を進められます。
Excelをほとんど使ったことがない、あるいは我流で使ってきたのでしっかり基礎からやり直したいという人に向いています。
③基礎が終わったら次の1冊
「Excel 最強の教科書[完全版]【2nd Edition】」(SBクリエイティブ)は、50万部を突破したロングセラーの改訂版です。VBAやマクロを含む幅広い機能を網羅しており、基礎を学んだ後のステップアップとして向いている1冊です。
競合記事の中で最も多くの記事で言及されている書籍で、基本操作・関数・グラフ・ピボットテーブル・マクロ入門まで1冊にまとまっているため、複数の書籍を買い足さなくても段階的に学習を進められます。
「できるExcel 2024」などで基礎を学び終えたあと、次の1冊として手元に置いておくのに向いています。
④仕事直結スキル習得向けの1冊
「たった1日で即戦力になるExcelの教科書【改訂第3版】」(技術評論社)は、10年以上支持され続けてきた定番書の最新改訂版です。AI時代の職場環境に合わせた内容にアップデートされています。
「よく使う関数を覚える」「表のデータを整理する」「資料を見やすく整える」といった、職場で翌日からすぐに役立つスキルに絞った解説がされています。基礎の習得よりも実務対応を優先したい人に向いた書籍です。
複数の競合記事で「仕事向け」「業務直結」のカテゴリにおいて繰り返し登場しており、実務寄りのExcel学習書として実績のある1冊です。
⑤勉強が苦手・挫折経験がある人向けの1冊
「マンガでわかるExcel」(KADOKAWA)は、マンガ形式のストーリーを通じてExcelの操作を学べる書籍です。テキストを読んでも頭に入らない、以前Excelの勉強を途中でやめてしまったという人に向いています。
マンガの登場人物が実務でExcelを使いながら成長するストーリーを追うことで、「読み進めるモチベーション」が生まれます。「勉強感」を減らしながら学べる点が他の書籍にはない特徴です。内容はマンガで直感的に理解できる部分と、テキストで詳細を解説する部分が組み合わさった構成です。
過去に挫折した経験があり再度チャレンジしたい人や、堅苦しいテキスト形式が苦手な人に向いています。
⑥図解重視・自分のペースで進めたい人向けの1冊
「やさしく教わるExcel」(SBクリエイティブ)は、図解を中心とした構成で、仕事に必要なExcelの基本スキルを身につけられる書籍です。ページを開いたときにイラストや操作画面が多く、文字量が抑えられているため読み進めやすいのが特徴です。
テキストの説明を読んで理解するよりも、図や画像から視覚的に操作の流れをつかむことが得意な人に向いています。仕事でExcelを使う必要があるが、まとまった学習時間を取りにくく自分のペースで少しずつ進めたい人にも向いています。
⑦MOS Excel 365 対策テキスト&問題集|資格取得を目指す人向けの1冊
「MOS Excel 365 対策テキスト&問題集」は、MOS Excel 365試験の合格を目指す人のための対策専用テキストです。出題傾向を徹底分析し、出題範囲の全機能について解説と模擬試験問題集が収録されています。
テキストパートで各機能を解説し、問題集パートで実践形式の演習ができる構成です。テキストで機能を理解し、問題を解くサイクルを繰り返すことで、試験に必要な知識と操作スキルを同時に身につけられます。
複数の競合記事で資格対策カテゴリの定番書として紹介されており、資格取得を目標に定めている人はこの書籍を学習の中心に据えることをすすめます。
⑧基礎からしっかり学びたい初心者向けの1冊
「今すぐ使えるかんたん Excel 2024」(技術評論社)は、初心者に向けて基礎をしっかり解説した書籍です。Office 2024とMicrosoft 365の両方に対応しています。
操作の手順が明確に示されており、初心者がつまずきやすいポイントを先回りして解説する構成が特徴です。各操作ごとに画面のスクリーンショットが示されており、自分のExcelと照らし合わせながら学習を進められます。データ入力・数式・関数・グラフ・表の整形といった基本操作を網羅しています。
「できるExcel 2024」と並んで、基礎固めの選択肢として有力な1冊です。
⑨定番テキスト
「よくわかる 初心者のための Microsoft Excel 2021」(FOM出版)は、Excelの基礎をしっかり学びたい初心者向けのテキストとして複数の競合記事で紹介されています。FOM出版はMOS試験対策テキストでも実績のある出版社で、品質の安定した書籍を出しています。
「よくわかる」シリーズは教育機関や企業研修でも使われており、体系的な構成と丁寧な解説が特徴です。操作画面を使った丁寧な解説と練習問題を通じて、基礎から着実に力をつけていく構成になっています。
Excel 2021を使っている環境で基礎から学びたい人、または教育機関や研修と同じテキストで自習したい人にとって信頼できる1冊です。
エクセル初心者が本を選ぶときに失敗しやすい3つのパターン
書籍選びの失敗には一定のパターンがあります。3つの典型的な失敗パターンを事前に知っておくことで、同じ失敗を避けられます。
❶自分のバージョンと合っていない古い本を選んでしまう
最もよくある失敗は、自分が使っているExcelのバージョンと合っていない書籍を選んでしまうことです。書店で安く売られている本や中古本は、古いバージョンに対応したものが混ざっています。
価格の安い古い書籍を買って節約しようとした結果、合わないバージョンで学習が止まるケースは多く見られます。書籍を選ぶ際は、表紙や奥付に記載された対応バージョンを必ず確認してください。
❷「将来のため」に難しすぎる本を買ってしまう
「どうせ勉強するなら本格的な内容を」と考えて、自分の現在のレベルより難しい書籍を選んでしまうのも典型的な失敗です。
関数の応用や業務効率化に向けた書籍は、Excelの基礎操作がすでに身についていることを前提に書かれています。基礎知識なしにこれらの書籍を読んでも、最初の章から理解できない状態が続き、挫折につながります。
❸練習問題なしの「読み物型」の本を選んでしまう
Excelの使い方を解説しているように見えても、実際には手を動かす演習が少ない「読み物型」の書籍を選んでしまうケースがあります。読んだだけではExcelの操作スキルは身につきません。
練習用ファイルのダウンロード特典がある書籍や、各章に操作演習が含まれている書籍を選ぶことが重要です。
エクセル初心者が本を使って挫折しないための学習の進め方
良い書籍を選んでも、学習の進め方を誤ると途中で止まってしまいます。挫折を防ぐための学習の進め方を3つのポイントに分けて説明します。
1日30分・2か月でどこまで到達できるか【学習ロードマップ】
「1日30分を2か月継続する」という現実的なペースで、Excelの基礎を習得するためのロードマップを紹介します。
書籍の序盤を使ってExcelの基本操作を習得します。
データ入力・セルの書式設定・シートの操作など、Excelを使う前提となる基本動作に慣れることが目標です。この段階では速度よりも正確に操作できることを優先します。
数式と基本的な関数(SUM・AVERAGE・IF・VLOOKUP)を学びます。
これらの関数は実務で最も使用頻度が高く、この段階で使えるようになると職場での活用場面が一気に広がります。
グラフ作成・ピボットテーブルの基本・印刷設定など、実務でよく使う機能を順番に学んでいきます。書籍の後半まで読み切ることで、基礎から一歩踏み込んだ操作ができる状態に到達します。
必ず手を動かしながら読む|「読むだけ学習」との決定的な違い
Excelの学習で最も重要な習慣は、書籍を読みながらExcelを実際に操作することです。読みながら手を動かして「操作したら画面がこう変わった」という体験をすると、記憶の定着率が大幅に上がります。
学習時間が短くても、手を動かしながら進めた30分は、読むだけの2時間より実用的なスキルの定着に貢献します。学習時間が限られているほど、「手を動かす」ことを優先する意識が重要になります。
1章終わるごとに職場の実務に当てはめる【定着を加速するコツ】
書籍の1章を読み終えたら、そこで学んだ内容を職場の実際の業務に当てはめてみることが、定着を加速させる最も効果的な方法です。
例えば、SUM関数の章を読み終えたら、翌日の仕事で自分が使っているExcelファイルの数値合計をSUM関数で計算してみます。書籍の練習ファイルではなく、実際の業務ファイルで使うことで、「本当に役立つ」という実感が得られます。
この実感が次の章への学習意欲を支えます。自分の家計簿や予定表など、身近なデータをExcelで管理してみることでも同様の効果が得られます。学んだことをすぐに実際の場面で使うという習慣が、挫折を防ぐ最大の要因になります。
紙の本と電子書籍、エクセル学習にはどちらが向いている?
紙書籍と電子書籍はそれぞれに向いている使い方があるため、自分の学習スタイルと照らし合わせて判断してください。
手を動かしながら学ぶなら紙書籍が有利な3つの理由
実際にExcelを操作しながら学習を進める場合は、紙書籍のほうが使いやすいケースが多くあります。理由は大きく3つです。
本を開いたままにできる
パソコンの横に書籍を置いて、両手でExcelを操作しながら解説を確認できます。電子書籍の場合、画面切り替えや視線移動が頻繁に発生します。
付箋や書き込みがしやすい
「ここは重要」「後で確認する」という箇所に付箋を貼ったり、余白にメモを書き込んだりすることで、書籍が自分専用の参照資料になります。
目次やページをめくって調べやすい
「あの操作方法どこに書いてあったっけ」というときに、ページをパラパラめくって探す動作は電子書籍より紙書籍のほうが直感的に行えます。
電子書籍版が便利なのはこんなケース
通勤電車など移動中に読むケースでは、電子書籍のほうが便利です。スマートフォン1台で読み進められるため、荷物にならず、隙間時間を活用した読み進めに向いています。
また、電子書籍は全文検索ができるため、実務で「この関数の使い方を確認したい」と思ったときに素早く参照できます。
ただし、エクセルの学習を「初めて基礎から積み上げる」という段階では、Excelを操作しながら確認できる紙書籍が向いています。電子書籍は基礎を学んだ後の辞書的な参照用途で活用するのが効率的な使い方です。
エクセル初心者の本選びに関するよくある質問
エクセル本を選ぶときによく寄せられる質問と、その回答をまとめます。
Q. Excel本は何冊買えばいいですか?
最初は1冊に絞ることをすすめます。複数の書籍を同時に読み進めると、内容が重複する部分が多く、学習効率が落ちます。1冊を読み切り、実務で一通り使えるレベルになってから次の書籍に進むのが最も効率的な方法です。
最初に選んだ基礎書を1冊読み切り、書かれている操作が一通りできるようになった段階で2冊目を選ぶのが適切です。書籍の数を増やすより、1冊をしっかりやり切ることのほうが、実務で使えるスキルの習得につながります。
Q. 古いExcel本(2019年版・2021年版)でも学習できますか?
現在使っているExcelのバージョンが書籍の対応バージョンと一致していれば問題なく学習できます。例えばExcel 2021を使っている環境であれば、Excel 2021対応の書籍で学習することに問題はありません。
ただし、Microsoft 365を使っている環境でExcel 2019対応の書籍を使うと、画面や機能の違いで混乱する場面が出てくる可能性があります。2世代以上古いバージョンの書籍は、現在の環境とUIが大きく異なる可能性があるため避けたほうが無難です。
Q. MacでもWindowsのExcel本は使えますか?
MacとWindowsではExcelの操作性に一部の違いがあります。ショートカットキーはCtrlキー(Windows)とCommandキー(Mac)で異なります。また、一部の機能はMac版にはなかったり、操作方法が異なったりするケースがあります。
基本的な操作(データ入力・数式・グラフ作成)の解説内容はほぼ共通しており、Windowsを前提に書かれた書籍でもMacで学習する際に大きな支障はありません。書籍の「Ctrl+C」のような記述を「Command+C」と読み替えながら進める必要があります。Mac専用のExcel解説書を選ぶと、操作手順の違いを気にせずに学習を進められます。
Q. どのくらいのレベルになったら次の本に進んでいいですか?
現在使っている書籍に載っている操作を一通り自分でできるようになった段階が、次の書籍に進む目安です。具体的には、書籍の練習問題や章末演習を見ずに解けるかどうかが確認の基準になります。
実務でよく使う操作(SUM・VLOOKUP・ピボットテーブルなど)を職場のファイルで問題なく使えるようになった段階が、ステップアップの書籍を選ぶ実質的な目安です。焦らず1冊を完全に理解することが、長期的に見て最も効率的な上達方法です。
エクセル本の基本操作|本を読む前に知っておきたいこと
書籍を使って学習を始める前に、Excelで最初に押さえるべき基本操作とバージョンによる機能の違いを把握しておくと、学習の見通しが立てやすくなります。
Excelで最初に覚えるべき3つの基本操作
1つ目はセルへのデータ入力です。セルの選択方法・入力の確定方法・入力内容の修正方法を最初に覚えることで、以降の操作の前提が整います。
2つ目は数式と関数の基本です。「=」を入力してから数値や演算子を入力すると計算式が作れます。最初に覚えるべき関数はSUM(合計)とAVERAGE(平均)の2つです。これだけでも日常的な集計作業に対応できるようになります。
3つ目は書式設定の基本です。セルの文字サイズ・太字・背景色・数値の表示形式(通貨・パーセントなど)を変える操作は、見やすい表を作るための土台になります。書式設定を早い段階で身につけると、資料の見た目を整えるスピードが上がります。
バージョン別に変わる主な機能の違い(2019/2021/2024/Microsoft 365)
Excelのバージョンによって使える機能に差があります。書籍を選ぶ前にバージョンごとの主な違いを把握しておくと、自分の環境に合った書籍を判断しやすくなります。
Excel 2019はMicrosoft 365で先行して提供された一部の関数(TEXTJOIN・IFS・MAXIFSなど)が追加された時期のバージョンです。基本操作は現在のバージョンと大きく変わりません。
Excel 2021ではXLOOKUP・FILTER・SORT・UNIQUE・LET関数などが追加されました。VLOOKUPの後継として実務での使用頻度が高まりつつある関数であり、2021以降に対応した書籍でないと解説されていない場合があります。
Excel 2024とMicrosoft 365は現在主流のバージョンです。Microsoft 365は継続的に機能が追加されるサブスクリプション型で、最新の関数やCopilot機能が使えます。「Microsoft 365対応」と記載された書籍を選ぶと、現在の環境で最もスムーズに学習を進められます。
【まとめ】エクセル初心者はまず1冊を選んで今日から学習をスタートしよう
エクセル本の選び方と厳選した9冊のレビューを解説しました。まず自分のExcelバージョン・レベル・目的を確認し、それに合った1冊に絞ることが、学習を無駄なく始めるための最初のステップです。
書籍を選んだら、手を動かしながら読む・1日30分のペースを守る・学んだことを実務に当てはめるという3つの習慣を続けることで、2か月後には職場でExcelを使いこなせる状態に近づいていくはずです。
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