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OneNote 議事録 テンプレートの作り方|ダウンロード・自作・運用が1本で完結

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いろどり

議事録担当が回ってくるたびに、Wordでフォーマットをゼロから組み直していませんか。日時欄を作って、出席者欄を作って、罫線をそろえてと、書式を整えるだけで毎回15分が消えていきます。

でもこれって、毎週の定例と月2回の支店長会議で積み重なるとかなりのロスですよね。OneNoteのテンプレート機能とタグ運用に切り替えれば、この時間はほぼゼロにできます。

本記事には、議事録に必ず入れる7項目、Microsoft公式テンプレートのDL手順、自作してテンプレ保存する操作までをまとめました。コンプラ範囲内での共有ルールも1本でカバーしています。

議事録運用が崩れる現場を何度も見てきた視点で、現場で外せない要素だけを残しました。次の会議から、議事録は新規ページを開いてテンプレを呼び出すだけで始められます。

90秒でわかる記事まとめ
  • OneNote の議事録テンプレートは「公式DL」か「自作」の2択で、どちらも Windows 版で行える。
  • 必須7項目(会議名・日時・場所・出席者・議題・決定事項・ToDo)を埋めた1ページを「現在のページをテンプレート」として保存する。
  • ノートブック=年度/セクション=会議体/ページ=1回分で組み、ページ名は「YYYY-MM-DD+会議体+トピック」で固定する。
  • ToDo は Ctrl+1 でタグ付けし、「タグの検索」で全議事録から未対応を抽出する。
  • 共有先は OneDrive for Businessか SharePoint に限定し、保存先と権限設計を最初に固める。

OneNote で議事録テンプレートを使うメリット

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Word の「1ファイル=1議事録」運用をやめてノートブックに積み上げる方式に切り替えると、検索性・証跡性・共有性が Word より上になります。

Wordの議事録運用との違い(1ファイル管理 vs ページ積み上げ)

セクション=会議体ごとにページが時系列で並び、横断検索(Ctrl+E)は本文・見出し・画像内文字(OCR)まで対象になります。

「誰がいつ何を決めたか」が追える形にする運用を設計する

「誰がいつどこで何をなぜどう決めたか」が後から追える状態を作ることで、コンプラの厳しい職場では稟議の根拠資料になります。

議事録テンプレートに必ず入れる7項目(必須チェックリスト)

必ず入れるべきは①会議名/②日時/③場所/④出席者・欠席者/⑤議題/⑥決定事項/⑦ToDo(担当・期限付き)で、次回予定・配付資料・特記事項を加えれば稟議や引き継ぎでも耐えます。

5W1H+決定事項+ToDo の7項目とその理由

日時は YYYY-MM-DD HH:MM 形式で固定し、ToDoは「内容|担当|期限」の3列表で管理します。

「決定事項」と「ToDo」を別枠にする理由

決定事項とToDoは追跡対象が異なるため、混ぜて書くとToDoが議論メモに埋もれて拾えなくなります。

稟議・引き継ぎでも耐える追加項目(次回予定・配付資料・特記事項)

3項目を足すと議事録単独で文脈が再現でき、特記事項は「社外秘扱い」などの注意書き欄に使います。

Microsoft公式テンプレートをダウンロードして使う方法

Microsoft 公式「楽しもう Office」で議事録ノートテンプレートが無料配布されており、職員会議・部会・学校想定なので、自社様式にカスタマイズしてから「テンプレートとして保存」するのが実用的です。

「楽しもう Office」から議事録ノートをダウンロードする手順

議事録ノートページで「ダウンロード」ボタンをクリックする。

.onepkg ファイルを OneNote に取り込む

ダウンロードファイル をダブルクリック→「ノートブックを開く」で保存先(OneDrive for Business 推奨)と名前を指定してインポートします。

officeテンプレート

純正テンプレートを「自社様式」にカスタマイズする観点

観点は3つです。①項目追加(決定事項・ToDo・次回予定)、②不要項目削除、③ヘッダー統一(会議名・日時・場所・出席者を上部固定)です。

OneNote で議事録テンプレートを自作する手順(Windowsデスクトップ版)

手順は4ステップです。①雛形ページを作り込む→②「テンプレートとして保存」→③セクションの既定に設定→④Ctrl+N で呼び出し、の流れです。

雛形ページを作り込む(7項目を流し込む)

必須7項目+追加3項目を「ヘッダー」「議題」「議論メモ」「決定事項」「ToDo」「次回会議」「配付資料」「特記事項」の順に配置します。

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「現在のページをテンプレートとして保存」を実行する

「挿入」タブ→「ページテンプレート」で作業ウィンドウを開き、下部の「現在のページをテンプレートとして保存」をクリックして名前を入力します。

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セクションの既定テンプレートに設定して Ctrl+N でワンクリック呼び出し

ダイアログの「既定のテンプレートとして設定する」にチェックを入れると、Ctrl+N で雛形展開済みの新規ページが立ち上がります。

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Windows版/Web版/Mac版でできること・できないこと

テンプレート機能の作成・既定設定が必要なら Windows デスクトップ版一択で、Mac版は用紙サイズ設定が存在せず、Web版は機能限定、モバイル版もテンプレ管理は不可です。

プラットフォーム別「テンプレート機能」対応表

Windows 版は全機能可、Web版は閲覧と限定的な保存のみ、Mac版とモバイル版はテンプレ管理不可で、Mac でも Windows で作ったページの閲覧・編集はできます。

テンプレートを管理するなら Windows デスクトップ版を使う理由

セクション既定設定と .onepkg 取り込みができる唯一のクライアントで、登録は最初の1回だけ済ませれば運用後は Web版や iPad でも構いません。

検索しやすい議事録にするノートブック・セクション設計

検索性は3階層の設計でほぼ決まり、基本形は「ノートブック=年度」「セクション=会議体」「ページ=1回分」です。

ノートブック=年度/セクション=会議体/ページ=1回分の3階層

ノートブックは年度で切り、セクションは「定例会」「プロジェクトA」「顧客打合せ」「1on1」のように会議体で分けます。

ページ名命名ルール「YYYY-MM-DD +会議体+トピック」

例:「2026-04-25 営業推進部 定例会 来期予算」。YYYY-MM-DD 形式に固定するとソートしただけで時系列に並びます。

長い議事録は「目次つき・サブページ階層」で読み返しやすくする

ページ冒頭に目次を作り「段落へのリンクをコピー」で内部リンクし、複数回のプロジェクト議事録は親ページ下に各回を「サブページにする」で階層化します。

タグ運用で「未対応ToDo」を全議事録から一覧化する

「ノートシール(タグ)」は行単位で印を付けられる機能で、全議事録から未対応ToDoだけを横断抽出できる点が真価です。ホームタブのタグ一覧から付与します。

ToDo・重要・質問タグの基本(Ctrl+1/Ctrl+2/Ctrl+3)

Ctrl+1=ToDo、Ctrl+2=重要、Ctrl+3=質問で、議事録運用では Ctrl+1 を最も多用し、自社固有のカスタムタグも追加できます。

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「ノートシールの検索」と「概要ページの作成」で横断一覧を作る

「タグの検索」でタグ種別とスコープを選ぶと該当行が一覧表示され、「概要ページの作成」で1ページのサマリーに自動生成できます。

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Outlook タスク連携で「期限管理」まで自動化する

ToDoタグ行を右クリック→「Outlook タスク」で期限指定すると Outlook タスクに登録され、逆に Outlook の会議を右クリック→「OneNote に送信」で件名・日時・出席者・場所が議事録ヘッダーに自動転記されます。

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コンプラ厳格な職場で安全に共有する方法

保存先を「社内 OneDrive for Business/SharePoint/Teams」に限定し、共有リンクは「社内のみ」スコープに設定、外部招待は事前承認を得てから実施します。

OneDriveでノートブックを共有する手順

画面右上の「共有」ボタンから「編集可能/表示のみ」を選ぶか「リンクをコピー」で発行し、共有はノートブック単位に限定されます。

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Outlookで「ページを電子メールで送信」「リンクをコピー」の使い分け

ページタブ右クリック→「このページへのリンクをコピー」して Outlook に貼るのが基本動線で、社外宛には「ファイル」→「送信」→「ページを電子メールで送信」を使います。

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個人情報・機微情報の取り扱い(マスキング・印刷PDF化)

個人情報は社内ルールに従ってマスキング(「A様」「123-***」)、PDF化は「ファイル」→「エクスポート」→「PDF」で、事前に「用紙サイズ」を A4 指定すると崩れにくくなります。

うまくいかないときのトラブル別対処

つまずきやすいトラブルは4つで、原因の多くはバージョン違いか同期エラーです。

「テンプレートとして保存」が見当たらない(バージョン・プラットフォーム確認)

Web版・Mac版・モバイル版には機能がないため Windows デスクトップ版を使います。既定が反映されない場合は別セクションで作成していないか確認します。

書式が反映されない・テンプレ崩れが起きる

Word 等の書式干渉が原因なので Ctrl+Shift+V でプレーンテキスト貼り直し、崩れたページはページタブ右クリック→「ページのバージョンを表示」で戻せます。

タグの検索結果に出てこない/概要が表示されない

検索範囲が「現在のセクション」になっている可能性が高いため、スコープを「すべてのノートブック」に切り替え、同期もノートブック名右クリック→「同期」で実行します。

印刷・PDFでレイアウトが崩れる

事前に「表示」タブ→「用紙サイズ」で A4 を指定し本文コンテナーを用紙幅に収め、長い PDF があれば印刷設定で「長い印刷物を複数ページに挿入する」をオンにします。

議事録運用を変える3ステップ

テンプレートを揃えるだけでは効果が出ないため、ノートブック構造とタグ運用までセットで整えるのが定着のコツで、テンプレート機能は運用思想と組み合わせて初めて価値が出ます。

今日のうちに完了させる3ステップ
  • ノートブック・セクション構造を決める
  • 雛形ページを「テンプレート」として保存する
  • Ctrl+1 でToDoタグ運用を始める

Microsoft 365 / Copilot for OneNote で運用をさらに省力化

Copilot for OneNote 環境では議事録ページの「要約」コマンドでAI生成の要約とアクションアイテム候補が出力され、人間が確認・修正してから共有します。

OneNote 単体ではなく Microsoft 365 のサブスクリプションに含めて利用すると、Outlook タスク連携・OneDrive for Business での共有・SharePoint への保存先指定までが一貫して使えます。

【まとめ】Onenoteは便利機能の宝庫

OneNoteは単なるメモアプリと思われがちですが、実は議事録運用を一変させる便利機能の宝庫です。

テンプレート化で書式作りの手間をゼロに、タグ機能で散らばった情報を一瞬で集約、Outlook連携で期限管理まで自動化と、使いこなすほど業務の景色が変わります。

きっと「これ、もっと早く知りたかった」と思えるはずです。

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金融IT業界にて約20年以上システムエンジニアをしております。IT初心者の方に分かりやすい記事を心掛けてまいります。記事へのご質問やブログネタのご要望、何かあればお気軽にどうぞ。
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